2018年度 日本財団助成金事業 予防・家族再統合事業報告 ①
~パーマネンシーチームの取り組み~
こんにちは(*^^*)
うえだみなみ乳児院パーマネンシーチームです。
早いもので3月も終わりが近づいて参りました。
日に日に春の訪れを感じますね。
私たちうえだみなみ乳児院では、今年度、本院独自の体制パーマネンシーチー
ムをおき、一人でも多くの子どもたちが、安全・安心な家庭で暮らすことが
できるような社会を実現するためには、どんなことができるのかを考えてきま
した。
今年度、日本財団の助成金を活用させていただきながら、私たちパーマネンシ
ーチームが取り組んできた内容を、今日からの数日間でご紹介させていただ
きます。
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【私たちの目指すこと】
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安全・安心な家庭や地域の中で、子どもたちが自分らしく暮らすことが
できる。
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その子らしく、その家族らしく唯一の家族を構築していくことができる。
~ すべての子どもや家族が地域で支えられ、その子らしくその家族らしく
暮らしていくことができる社会を目指します ~
【取り組みと実績】
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市町村との協議
全ての子どもたちや家族が地域で支えられて安心して暮らすためには、
地域や市町村との連携が大切だと考えています。
そこで以下の内容で市町村と協議を進めてきました。
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本院での予防・家族再統合事業の職員体制ができ、今後可能なところで
連携を目指していきたい。
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本院入所児の家庭復帰後の支援の連携について
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フォスターホーム(養育里親)を活用したショートステイ
(子育て短期支援事業)について
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親子関係支援プログラム"「安心感の輪」子育てプログラム"の実施に
ついて
上田市...平成30年4月16日、他6回
長和町...平成30年5月25日
東御市...平成30年5月29日
青木村...平成30年5月30日
小諸市...平成30年6月1日
立科町...平成30年6月5日
佐久市...平成30年6月12日
坂城町...平成30年6月25日、他29回
2、学識者による研修事業
子どもたちが安全・安心な地域や家庭で暮らせるような社会を実現する
ためには、社会全体がどんなことを考えていけばよいのか、私たち乳児
院は何ができるのか、学識者から現状や課題を交えながらのお話を伺い、
学んできました。
これらの研修には、県・児童相談所・市町村・県内外乳児院等の児童福
祉施設など、関係機関のみなさんにもご参加いただき、ともに予防・家
族再統合への理解を深める場となりました。
・長野大学 上鹿渡 和宏教授...平成30年4月6日、他19回
・長野県精神保健福祉センター
小泉 典章所長...平成30年8月24日
・子ども家庭支援センターとも
井上 直美センター長...平成30年10月22日
・チャイルド・リソース・センター
宮口 智恵代表理事...平成30年11月5日
・大分大学 相澤 仁教授...平成31年2月4日
他
3、予防・家族再統合各種プログラム提供事業
学識者からの研修受講をしていく中で、またパーマネンシーチーム・院内
で検討し、以下の子育てプログラム等の受講をし、知識を高め、必要なプロ
グラムを実際に実施、提供できるよう準備をしてきました。
・MYTREEペアレンティング・プログラム(基礎研修)
・「安心感の輪」子育てプログラム ファシリテーター養成コース
・ボーイズタウン・コモンセンスペアレンティング講座(幼児版)
初級指導者養成コース
・思春期保健セミナ-
・CAREワークショプ
・ベビープログラム ファシリテーター養成講座
・プライマリケア トリプルP ファシリテーター養成講座
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本日のご紹介をご覧いただき、ありがとうございました。
明日は、今年度受講した各種プログラムから、実際に実施させていただいた
「安心感の輪」子育てプログラムの様子や、その他の取り組みについてご紹
介させていただきたいと思います。
明日もぜひご覧くださいますよう、よろしくお願いいたします(^^)